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九份・平渓線ノスタルジック旅

公開日: 2026.10.14

台湾旅行が大好きな皆さん!今回は編集部と一緒に、都会の喧騒を少し離れて、豊かな山々に抱かれたノスタルジックな街へ出かけませんか?

レトロなローカル列車に揺られながら巡る台北郊外は、どこか懐かしく、旅人の心を惹きつけてやまない淡い雰囲気に満ちています。一度訪れれば、きっと忘れられない特別な旅になるはずです。

愛くるしい猫たちに心癒やされる街、マイナスイオンたっぷりの壮大な瀑布、線路の上で願いを込めるランタン飛ばし、そして赤い提灯が幻想的に高掛かる神秘的な山城――。今回は、台北郊外の「エモい絶景」を1日で欲張り網羅する王道モデルコースをご紹介します。お気に入りのカメラを手に、心揺さぶられる物語を探す旅へ出かけましょう!

猴硐猫村:猫好き必見!猫と炭鉱の歴史が織りなす癒しの街

台北駅から約1時間。緑豊かな山々に囲まれた「猴硐(ホウトン)」は、かつて台湾を代表する炭鉱の街として栄えた歴史ある集落です。石炭産業の衰退とともに静まり返っていたこの街は、今や世界中の猫好きが憧れる「猫パラダイス」として見事な生まれ変わりを果たしました。

駅の改札を出た瞬間から、のんびりと日向ぼっこをする可愛らしい“看板猫”たちが温かくお出迎えてくれます。ノスタルジックな炭鉱施設の遺構と、路地裏を気ままにお散歩する猫たちの姿は、どこを切り取っても質感あふれる夢のような光景ばかりです。

集落内には整備された心地よい散策路が広がり、猫モチーフの可愛らしいカフェや文創(クリエイティブ)雑貨ショップが点在。ほっと一息ついてカフェタイムを楽しみながら、人懐っこくのんびりとした猫たちと過ごす癒やしのひとときは、日常の疲労や忙しさをすっかり忘れさせてくれます。

猴硐の猫たちはみんなとっても自由でフレンドリー!のんびり過ごす猫たちの姿を見ているだけで、こちらの心も自然と解き放たれて優しくなれますね。

また、駅のすぐ隣にある「猴硐煤鉱博物園区」も立ち寄り必須のスポット!保存状態の良い炭鉱遺品や大型機械が展示されており、工夫された見学動線に沿って歩けば、かつてこの地で働いていた炭鉱夫たちのリアルな仕事の息吹を体験できます。

十分瀑布:「台湾のナイアガラ」へ!マイナスイオンあふれる壮大な大自然に癒やされる

ローカル列車に揺られながら次に向かうのは「十分瀑布(シーフェン・パオブー)」。幅約40メートル、落差約20メートルを誇る台湾最大のカーテン型(幕状)の滝で、その圧倒的なスケールから「台湾のナイアガラ」の愛称で親しまれています。

瀑布に到着する手前には大きな吊り橋があり、橋の上から見下ろす景観は開放感バツグン!

整備された木造歩道を進むと、沿道では地元の温かい露店の店主たちが笑顔で賑やかに声をかけてくれます。

展望デッキに足を踏み入れれば、目の前に広がるのは豪快に水しぶきをあげる、躍動感あふれるダイナミックな絶景!立ち上る水煙に太陽の光が差し込むと、美しい虹が架かることから「虹の淵」ともロマンチックに呼ばれています。

ゆらゆら揺れる吊り橋を渡り、木漏れ日が降り注ぐ森林遊歩道でお散歩。全身で豊富なマイナスイオンを浴びながらリフレッシュできる極上のヒーリングスポットです。滝の轟音に耳を傾けて、大自然の不思議なパワーをたっぷりとチャージしましょう!

十分 ランタン飛ばし:線路の上で願いを込めて!カラフルな天燈が空へ舞う幻想風景

十分瀑布から少し歩くと、レトロな情緒が漂う「十分老街(シーフェン・ラオジエ)」に到着します。電車がすぐそばを走り抜けるたびに老街からは歓声が上がり、活気あふれる台湾ならではのノスタルジックな雰囲気を體感できます。

ここで絶対に外せないのが、線路の上から空へ天燈を放つ「ランタン飛ばし体験」!叶えたい願いに合わせてカラフルな4色のランタンを選び、大きな筆で自分の誠実な願い事を書き込んでいきます。

書き終えたら、スタッフの案内で線路の中央へ。火を灯した瞬間、巨大なランタンが温かい光を宿し、空へと優しくゆっくりと舞い上がっていきます。

吸い込まれるように空へと溶け込んでいくランタンを見上げながら、心の中に温かくロマンチックな旅の思い出を刻んでくださいね。

九份老街:赤い提灯が灯るノスタルジックな山城散策

続いて訪れるのは、かつてゴールドラッシュで湧いたノスタルジックな山城「九份(ジウフェン)」です。

街のあちこちに飾られた赤い提灯が温かい光を灯すと、山城全体がまるで異国情緒とミステリアスな美学に包まれた復古の世界へと変貌。山と海が交差する斜面に佇むノスタルジックな建築群は、ロマンチックな雰囲気に包まれています。

九份の象徴的な景致といえば、急な石段が続く「豎崎路(シューチイルー)」。連なる赤提灯の階段を上りながらカメラを向ければ、どこを切り取っても物語のワンシーンのような“映え”写真に。迷路のように入り組んだ細い路地には、レトロなお土産店や雑貨小店が密集し、歩いているだけで心が躍ります。

散策の途中で絶対に味わいたいのが、九份を代表する名物スイーツ「芋圓(ユーユエン)」。モチモチとした食感の芋団子を味わいながら、歩き疲れた足を休める時間は、編集部が九份を訪れるたびに一番おすすめしたい至福の組み合わせです!

このほか、もう一つ見逃せない超人気の行列店が、昔ながらの老舗「阿蘭草仔粿」

台湾産のハーブを練り込んだモチモチの緑色の生地で、スパイシーな胡椒の風味が香る切干大根や、甘さ控えめの小豆餡を包み込んだ逸品。

一度食べたらやみつきになる美味しさで、1個20元ほどのコイン価格はお散歩の食べ歩きスイーツにも大満足の選択です!

阿妹茶酒館:まるで映画の世界!赤提灯が照らすノスタルジックな幻想茶館

九份散策の核心であり、山城のランドマークとして圧倒的な存在感を放つのが「阿妹茶酒館」です。

濃厚なレトロ感が漂う木造建築は、まるで名作アニメ映画の世界。屋根の下に連なる赤提灯の光と相まって、息をのむほど幻想的な景色を作り出しています。

一歩足を踏み入れれば、そこは九份が最も華やかだった黄金時代へとタイムスリップしたかのような空間。景色の素晴らしい窓際やテラス席に腰を下ろし、本格的な台湾茶を味わう贅沢なひとときが始まります。

スタッフが丁寧に淹れてくれる香りとコク豊かな高山烏龍茶に、緑豆糕や芝麻糕といった伝統的なお茶菓子を添えて味わう時間は、まさに至高の贅沢。

芳醇な茶香をゆっくりと嗜みながら、遠くに広がる山と海の一体となった景観を眺め、ノスタルジックな余韻に心ゆくまで浸ってみてください。

鉄道と山城をめぐる、時空を超えたノスタルジックな旅へ

レトロなローカル列車が走る鉄路の鼓動、空へ昇る天燈の温かな微光、そして黄昏の山城を茜色に染める赤い提灯――。平渓線から九份へと続くこのコースには、台北郊外が誇る最も美しい物語がギュッと凝縮されています。

次回の台湾旅行は、日常の忙しさを少し忘れて、久しぶりの“ときめき”を探すノスタルジックな冒険に出かけてみませんか?